川崎市・尼崎市   法定数大きく上回り署名終了
                       7月議会で無防備平和条例実現を!
 
                                                  08年26号2、3面 
   
 
[川崎市 共に生きる平和で住みやすい町へ 市民の願いを集めた33,517筆
                       平和無防備条例を実現する川崎の会 國井 潤

  署名期間最終日の5月25日午後6時、武蔵溝の口駅前広場に請求代表者、受任者、そして多くの支援者が集まり、「カウントダウン集会」を開催しました。その場でも署名活動を行いながら受任者から持ち込まれた署名を加えた署名総数は31,076筆(法定数22,000の1.4倍)に到達しました。

   軍拡と福祉医療切捨てに怒り

 4月25日から1ケ月間の署名期間中は雨降りの日も多く、街頭での署名活動が充分できず署名数が伸び悩んだこともありましたが、多くの市民の方々の「平和無防備都市条例」制定に寄せる思いを受け止め最後まで精一杯取り組みました。

 川崎市を戦争に協力しない平和憲法を生かした地域作りへの市民の強い共感が寄せられ、自らの戦争体験を語り「二度と戦争はやってはいけない」と話しをしてくれた方が多くいました。さらには、航空自衛隊のイラクでの活動に対する違憲判決も無視し、膨大な軍事費をそのままにして医療・福祉切捨てを行う自公政権への不満や怒りそしてこれに追随している川崎市政に対する不満や要求もたくさん寄せられました。
 
   やればできること示した

 カウントダウン集会では、各請求代表者や署名を取り組んだ方から発言がありました。「130万都市で40人に1人が平和の思いを署名で表明してくれた。住民の声を市に届けたい」「できっこない、やっても無駄だと思い込まされている。やればできるということを示すことができた。今後も示して行こう。」
「多くの外国人も住むこの町で、共に生き生活する平和で住みやすい町をつくるスタートにもしたい」「年齢を問わず、多くの方と平和について率直に語り合うことができた。こうしたことができたのは驚きで貴重な経験だった。平和な町づくりのために大きな自信と力になる。」など、この署名を通じて確信を深めることができました。
 
   条例実現へ

 最終署名総数は33,517(法定数の1.5倍)に達し、5月30日に川崎市の各区選挙管理委員会に提出しました。有効署名数の確定後7月2日に本請求を行い、7月22日から24日の臨時議会で審議される予定です。
 6月7日の「平和無防備都市条例を成功させる集い」を始めとし、議員と市民に呼びかけての交流集会や議員への要請を取り組み、条例実現を目指します。

  [尼崎市] 法定数2倍の署名提出・市長は平和の願いに応え、賛成意見書を!
                        尼崎市に平和無防備条例をめざす会:近藤伸一

 5月25日尼崎市の平和無防備条例制定をめざした署名活動が終了し、5月30日に法定数の2倍を超える15632筆を選挙管理委員会に提出しました。提出場所である市議会棟へ丁重に案内され、サンTV、毎日、神戸新聞の取材を受けました。

   12日目で法定数突破

 1か月にわたる署名期間中、生年月日や押印まで求められる難しい署名であるにもかかわらず、市民の皆さんの大きな協力が得られました。「戦争につながるものは絶対イヤ」や「医療や福祉、年金など今の政治はメチャクチャや」という今日の情勢が反映した声を多く聞きました。とりわけ戦争を体験した方や家族を失った方々の訴えには「あとはあなた達に託しましたよ」との思いを強く感じました。
 署名開始から12日目で法定数を突破しました。尼崎市では沖縄県人会、阪神医療生協、部落解放同盟の皆さんの協力をいただきましたが、あとは自分の近くの知り合いの店、教会などを回りました。街頭では、平日の市役所をメインに、各スーパーなどで幅広く粘り強く取り組みました。

   弱者切捨てに怒りの声

 弱者を切り捨てし、戦争国家へと突き進む政府への怒りの声は署名をしていただいた多くの市民の共通の声です。戦争体験者の年配の方が、今また後期高齢者医療制度によって国の犠牲になろうとしていることに本当に腹の底から怒りがわいてきます。空襲体験や被爆体験者、肉親を空襲でなくした方など、戦争を実感として許せない人たちが「子どもや孫の将来のために署名します」と進んで署名をしていただきました。

   市長は賛成意見を

 さて今後の取り組みの主眼は、市民派といわれる市長に全国3番目の賛成意見書を書いてもらうことです。過去の市長室トークで市長は「時機早尚」「本当に内容を理解して署名するのでしょうか」など否定的な見解を表明していました。これを突き崩すためには、署名にこめられた市民の声をいかに届けるか、また、市民の生活を守る視点で、保育所の民営化、嘱託職員の解雇、市民プールの閉鎖などの問題と結んで評価していくことが必要だと考えています。
 「命とくらしを守るのが首長の最大の責任です。」という上原元国立市長のメッセージをしっかり伝え、200人を超える署名の受任者、協力者とともに議員要請や議会傍聴を進めていきます。

            
  条例を実現する会」を結成!今秋9月20日署名開始へ チラシ市内全戸配布中!
          
08年26号4面 寝屋川市平和無防備都市条例を実現する会  戸川博行
                      
 
 五月一○日、大阪府寝屋川市で、市民ら約四○名の参加で「寝屋川市 平和無防備都市条例を実現する会」を結成し、九月二○日からの直接請求署名の開始を確認しました。
 
   非武装こそが住民の命を守る

 集会には、カトリック司教の松浦悟郎さんより「地域住民が作る平和」と題して記念講演をしていただきました。
 講演の中では「非武装こそが本当に住民の命を守る」ことや「無防備運動は単なる理想ではなく国際法がそれを保障する時代である」こと「この運動に取り組んだ地域は議会で却下されてもみんな楽しくやっている。本当の友人が集まる」ことなどが強調され、無防備運動の意義が非常に分かりやすく説明されました。
 また、寝屋川市の市会議員や情報公開の市民運動をされている方、牧師の方たちにも参加していただき、「戦争はイヤだ。もぐらたたきのように言い続けていくことが大事」など今後の運動への協力を明らかにしていただきました。

   署名開始へ全戸配布中!

 「実現する会」では、九月の署名開始までに一○○人の受任者、一○万枚のチラシ全戸配布(現在約四万枚)をめざし、一万筆を超える署名数の獲得を目標にしています
 そのために、定例事務局の拡大、月一回の学習会の開催、七月の事務所開き、一○万の全世帯チラシ配布、駅頭や街頭での宣伝行動やビデオ上映会などを行なっていきます。
 
   物心両面のご支援を

 特に、請求代表者や協力者の拡大に向け、寝屋川市内で様々な取り組みをされている人たちとの交流を深めることを重視して、訪問活動や、地域のイベントなどにも積極的に参加して、無防備署名運動を訴え続けていくつもりです。
 物心両面にわたるご支援よろしくお願いします。

 [カンパ・賛同金振込先] 郵便口座  0093‐1‐253915
                 口座名 寝屋川無防備の会

   
      大阪府吹田市   来春署名実施へ 準備会活動を開始 
                              08年26号5面  吹田市 井上一彦
 
 大阪府吹田市でも、無防備地域平和条例の制定を目指す取り組みが開始されました。憲法九条を守り、発展させてゆく取り組みを地域で行ってきた女性の方たちが中心となって呼びかけ、この1月から準備を進めてきています。
 
    準備会活動開始

 これまでに、無防備全国ネットの方たち、そして、「イラクの子供を救う会」の西谷さんを招いての学習会を行いました。
 そしてこの6月1日には無防備地域条例運動に尽力されている澤野義一大阪経法大教授に御参加いただいて「準備会」としての活動を開始しました。
 
    来春署名めざして

 現在は、まだ学習会を10〜20人規模でおこなっている段階です。準備会への参加者の思いとしては、この10月くらいに正式な「会」を立ち上げ、来年の春に実際の署名活動にかかってゆくつもりです。実際の署名運動の感じをつかむために先ごろ行われました尼崎市の署名活動にもみんなで参加しました。
 
 吹田市では、夏に色々な団体、個人の協力で平和企画が連続して行われますが「めざす会」としても8月30日に吹田市民会館で企画の準備をしています。
 これから、全国の方たちの知恵と経験、力をかりながら頑張ってゆきたいと思います。よろしくお願いします。

    
    9条を「守る」から「つくる」へ〜地域から軍隊をなくす
       第38回全交大会in京都  無防備地域宣言運動シンポジウム
      
8月2日(土)〜3日(日)ひとまち交流館京都/京都・大谷ホール  08年26号6面  

  
 04年の大阪市に始まった無防備平和条例直接請求運動は、北は札幌市から南は沖縄県竹富町まで、全国24の自治体で取り組まれました。(川崎市、兵庫県尼崎市の議会審議は7月予定で運動継続中)
 この運動は、有事諸法制が整備され、自衛隊が派兵され、さらに「国民保護」を名目に、住民と自衛隊を一体化させ、地域に戦時態勢をつくっていく動きが進んでいくことに対し、無防備平和条例制定を対案として打ち出した取り組みです。それに約42万人の有権者が地域の平和創造を直接請求署名に託しました。
 4月には、名古屋高裁で、イラク派兵は違憲であるとの判決が出され、確定しました。9条世界会議も大きく成功しました。自らが住み、生活するまちを無防備地域にしていく、それを市民自治でつくっていく、平和をつくる運動こそ今問われています。
 「非暴力」「軍民分離」「市民自治」をキーワードに平和をつくり出す〜全交大会in京都の無防備地域宣言運動シンポジウム・分野別討議にぜひご参加下さい。自らの地域で非戦の地域〜ピースゾーンを、ともに実現していきましょう!

  シンポジウム 「守る」から「つくる」へ 無防備運動を全国へ 
  8/2(土)14:30〜17:30 ひとまち交流館京都
○パネリスト報告(予定)
・井原勝介(前岩国市長) 米軍再編と岩国の闘い
・石原昌家(沖縄国際大学教授) 沖縄戦・靖国から軍民分離のまちへ
・上原公子(前国立市長) 市民自治で平和と安全を守る
・矢野秀喜(無防備全国ネットワーク) 9条を「守る」から「つくる」へ 
 
  分野別討議 市民自治で軍隊のない地域をつくる 
             全国100自治体で運動をつくり条例実現を

8/3(日)9:00〜12:00 大谷ホール
○講演 井原勝介(前岩国市長) 「米軍再編と地方自治」(仮題)
○特別報告  川崎市 尼崎市
○問題提起
・国民保護計画で地域の軍事化を許すな
・憲法9条と25条を実現する平和な町へ
・文化財保護から平和な町づくりへ    ・条例制定への課題と提案

     憲法9条と無防備地域は合致 27の軍隊のない国を訪れた旅行記
    「軍隊のない国家」出版記念集会」 6月28日(土)東京 7月5日(土)大阪
                                     08年26号7面  

   世界初の異色の旅行記

 無防備地域宣言運動全国ネットワーク呼びかけ人の前田朗東京造形大学教授が「軍隊のない国家〜27の国々と人びと」(日本評論社、本体1900円+税)を出版しました。
 この本は、世界で初めて27カ国の軍隊のない国すべてを訪問した異色の旅行記です。
憲法9条をもつ日本が、軍隊を持ち派兵する「普通の国」になろうとしている時、これら軍隊のない国に学び、軍隊をもたないと定めた憲法9条の内容を実現し、その意義を世界に発信していくことが問われています。

   出版記念集会に参加を

 憲法9条は言わば「無防備国家宣言」。9条と無防備地域は合致しています。その実現の展望を世界の27の軍隊のない国が示しています。この本は、そうした運動を励ますものです。ぜひ出版記念集会にご参加ください。

 6/28(土)開場18時 開会18時30分 東京しごとセンター地下講堂(飯田橋駅)
記念講演 水島朝穂(早稲田大学教授) 「戦争違法化と脱軍備・非軍事化の展望」
発言:上原公子(前国立市長)足立昌勝(関東学院大学教授)9条世界会議事務局から
歌:舘野公一(ミュージシャン)他 著者挨拶:前田朗(東京造形大教授)
参加費:500円(資料代含む)  協賛:週刊金曜日

 7/5(土)開場18時 開会18時30分 エル大阪709号室(天満橋駅下車)
T部:無防備全国ネット総会報告、尼崎市特別報告
U部:出版記念集会 歌:月桃の花歌舞団
座談会:「軍隊は住民を守らない、軍隊は住民を殺す」
菊地夏野(名古屋市大)清末愛砂(大阪大学)前田朗(東京造形大学)
お祝いの挨拶、著者挨拶 参加費:500円(資料代含む)

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