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枚方市平和・無防備都市条例(案)

(前文)
 わたしたち枚方市民は、「全世界の平和と安全は、全人類共通の念願であり、よりよい生活を築き、守り、維持して
いくための基本理念であります」にはじまる非核平和都市宣言を府下自治体にさきがけて行った。
  戦争と殺戮の20世紀から平和と共生への21世紀へと誰もが願ったにもかかわらず、21世紀を迎えた今も戦争は
世界各地に絶えない。その被害者はまず無抵抗な住民である。
  枚方市は、平和の問題は、国家だけにまかせるのではなく、平和を願うすべての人たちの責務として、枚方から
核を捨て、戦争を捨て、真の平和を実現しようと努めてきた。
  わたしたちは、枚方が緑濃く平和であれと願うと同時に世界中が平和であれと願う。
  住民を守る責任を負う地方自治体は、幸いなることに武力を持たない。幸いなることに全世界に向けて平和の発信
力を持っている。
  世界の自治体がこぞって戦場となることを拒否するとき戦争は起こせなくなる。
  かつて枚方は、砲弾製造の地であった。禁野火薬庫の大爆発により90余名の尊い命を失い、かつこの地でつくら
れた砲弾が、アジアの地で多くの民衆・兵士を殺傷し、むら・まちを破壊したことに思いを新たにし、非戦・平和都市と
して、ここに「平和・無防備都市条例」を制定する。


 第1条(目的)
   本条例は、国際平和を誠実に希求し、戦争と武力を永久に放棄するとした日本国憲法の平和主義の理念、
 政府のかかげる非核三原則、ジュネーブ条約等の国際人道法、ならびに枚方市の「非核平和都市宣言」に基づく
 ものである。本条例は、本市「非核平和 都市宣言」をすでに行っていることを踏まえ、さらに「無防備地域宣言」を
  行い、枚方市の責務として、市民の平和と安全を保障することを目的とする。

第2条(市民の平和的生存権)
  1 枚方市民は、平和のうちに生存する権利を有することを確認する。
  2 枚方市民は、その意に反し、戦時のみならず平時から軍事を目的にした市民権の制約や財産権の侵害、
    自然環境の破壊を受けることはない。

  第3条(市の責務)
  1 枚方市は、戦争に協力する事務を行わない。
  2 枚方市は、軍事施設の建設や軍事のための車両、航空機、軍事物資等の輸送通過を禁止する。
  3 枚方市は、前条の規定に反する行為を行わない。

  第4条(非核政策)
    枚方市は、非核三原則を遵守し、市内における核物質の製造・貯蔵・持ち込みを禁止する。  

  第5条(無防備地域宣言)
  1 枚方市は、戦時あるいはその恐れが明白な時、1977年の「1949年8月12日のジュネーブ諸条約に追加
    される国際的武力紛争の犠牲者の保護に関する議定書」(ジュネーブ条約追加第一議定書)第59条による
    無防備地域宣言を日本国政府及び当事国に通告する。
  2 枚方市は、平時においても前項の議定書に定める無防備地域の条件を満たすように努める。

  第6条(平和行政の推進)
  1 枚方市は、世界平和の実現のために次の各号の事業を充実・実施する。  
    一 戦争(軍事力の行使による紛争解決)に反対する平和意識の普及・宣伝活動
    二 平和教育の推進(憲法及び国際人道法の学習)
    三 非核・平和に関する事業の推進
    四 平和記念物の保存と展示等
    五 平和のための他の地方公共団体との協力
    六 平和のための国際交流事業
    七 その他、条例の趣旨に沿う平和のための事業
  2 枚方市は、本条例に沿った市民が自ら行う平和のための事業に関して、共催・後援等必要な援助及び助成を
    行うように努めるものとする。

  第7条(平和予算の計上)
    枚方市は、平和事業に必要な費用を毎年予算に計上するものとする。

  第8条(条例の施行細則)
    本条例の施行に必要な事項は、規則で定める。

  付則
  1  本条例は、公布の日から施行する。
  2  本条例は公布後速やかに、翻訳文を付けて、国際連合事務局、国際連合加盟国、その他の国に送付する。


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